人生っていいな

崩れかけた夢だって叶えたいとだけ信じて、あの日泣いた自分にケリをつけろ

王道って何だろう

(深夜の殴り書きですご注意を)

 

 

 

「王道」

 

それは、王の歩いたあとの道なのか、王がこれから歩く道なのか、王しか歩けない道なのか。

 

 

 

私は今までの人生でずっと、王道とは、王が歩いたあとの道だと思っていた。

王が歩いた道だから、王道と呼ばれるようになったものなのだと、そう信じていた。

 

しかし、NEWSを好きになって以来、その定義が曖昧になった。

王道だけじゃない。その他の様々な言葉の意味さえ変わってきたのだ。在り来りだけど、「幸せとは何か?」とか「優しさって例えば何?」とか「奇跡ってどんなケース?」とか、些細な言葉から大切な言葉まで、すべての定義が曖昧になってしまった。

 

 

私はNEWSに、積み上げてきたすべてのものをぶち壊された人間である。

初めてWORLD QUESTを聴いた時、それまで崩そうとも思わなかった自分を護る壁を呆気なく壊されたことを、今でも鮮明に覚えている。

 

また、フルスイングは私に一から新しいものを作る力と材料と応援をくれた。昨日より明日を見ろよ、まだやれるよ、と背中を押してくれた。そんな曲に出会ったのは、とても久々だった。

 

 

 

だけどNEWSは、様々な言葉の意味だけは与えてはくれなかった。

 

幸せとは。優しさとは。奇跡とは。

 

まるで、自分で考えろとでも言うように。

NEWSは、私から奪った様々な言葉の意味たちをどこかへ隠してしまったのだ。

 

 

そして先日、私はまた、新たな言葉の意味をNEWSに奪われてしまった。

 

それが、冒頭で述べた「王道」という言葉である。

 

私は王が歩いた道だと思っていたのに、NEWSはそれを「本当にそうなの?それでいいの?」と問いかけてきた。揺さぶりだ。そして、私はまんまと揺さぶられた。

 

王道って、王の道なの?王が歩く道なの?王しか歩けない道なの?

 

だとしたら、「王」って誰なの?

 

 

そう考え始めた私は、一番最初に、王は「嵐」や「Hey! Say! JUMP」だと思った。彼らはまさに王道アイドルまっしぐらじゃないだろうか、と。

 

彼らは、カッコイイ曲をカッコよく歌って踊り、女の子達の人気を博し、冠番組でそのグループの仲の良さを見せては可愛いと言われ、ライブではバリバリに息の合ったダンスを踊る。

銀テープをばらまき、ファンに手を振り、アンコールで出てきて、トロッコで外周。黄色い歓声は耐えない。

 

それが、王道。

それが、王。

 

彼らを仮に王とすると、王のトークは総括して面白いし、面白いからMCに選ばれたりするし、MCに選ばれたりするから知名度が上がり、知名度が上がるからドラマや映画が決まる。

 

なんだよ、完璧じゃん。NEWSにも冠番組くれよ。

 

一瞬はそう思ったものの、王だって努力していないわけがないし、人気があるのは努力の証でもある。誰も手を抜いてなんかいない。そんなのはすぐにバレるものだからだ。

 

じゃあ、彼らが王だとしたら、彼らはアイドル界のトップと同意義なの?

 

トップかもしれない。確かに嵐は誰もが認めるスーパーアイドルだ。Hey! Say! JUMPも、つい最近山田くんの映画が決まったばかりだし。

 

でも、トップは、一番上の意味だ(これは和訳なので本当の意味は考えない)

だとしたら、彼らはトップではない。だって彼らは、自分達がトップだなんて一言も言っていないし思ってもいないだろう。というかそうじゃなきゃ、「もっとっと上を目指す」だなんて言えない。

 

つまり、トップ=王ではないし、王=嵐やHey! Say! JUMPではない。

 

そこから分かることは、

 

王=嵐やHey! Say! JUMP

 

の説は間違っているということだ。ここまで語ったくせに違うとちょっとショックだ。

 

 

振り出しに戻る。

 

王とは、誰だ?

 

 

 

アイドル界には多くのグループや個人、ユニットが存在する。

 

 

しかし、誰一人だって、「もっともっと上を目指す」をしていない人間はいないのではないのだろうか。

 

 

そう、それは、私の愛するNEWSだって同じ。

 

あの世界には、そもそも王がいないのである。

 

 

しかしそれでは、王道の意味が分からないままだ。それは果たして、ただの道なのだろうか?

 

 

さて、それに対して先日のFNS歌謡祭を観て私が思ったのは、ただ一つだけだった。

 

 

王がいないなら、誰が王と呼ばれようと自由なのではないか?

 

王道なんて、誰かがそう呼んだだけで、実は王もいなければ、そこに道もない。

 

彼らは一歩歩けば傷がつくような荒れた草むらの中を、そして時には何も見えない真っ暗な洞窟の中を、ただひたすら歩いているだけなのだ。

 

 

王道は、世間一般が、「大多数の進む方向」をそう呼んだものなのだ。

 

 

 

 

 

 

NEWSに、王道を進めとは言わない。言ったところで彼らは変わらずに変わったことをやり続けるし、きっともっとセンスを超越したものを創り出していくのだろう。

 

しかし王道を進んだら、もしかしたら売れるかもしれない。今の現状では、NEWSもファンも満足していない。売れるなら、王道が一番手っ取り早いのかもしれない。

 

 

だけど、彼らは非王道にこだわった。

 

 

それは、彼らの歩んできた道こそが、そもそも非王道なものだったからなのかもしれない。

 

突然グループからメンバーが居なくなって、活動休止になって、自分のグループ名がNGワードになって、やっと復活したと思ったら主力メンバーが脱退して。

 

あれよあれよという間に、白い衣装を纏い「王道アイドル」「期待の星」と呼ばれたNEWSは、世間から薄れていった。

 

 

 

 

爪痕を残すためなら、どんな突飛なことだってやる。

 

批判があるのは十分承知しているし、わがままだ頑固だこだわりが強すぎるだ、あれこれ思われるのも分かっている。

 

それでも、自分達が歩んできた道なんて、王道の欠片もなかったじゃないか。

王道は、記憶の彼方へと忘れ去られてしまったじゃないか。

 

だったら、おかしくても、笑われても、記憶に残る非王の道を進んでやろうじゃん。

 

 

 

今、笑った奴らは、いつか見返して、指さして笑ってやるよ。

 

俺らについてこなかったことを、残念がらせてやるさ!

 

 

 

私はもしかしたら、そんな感情をNEWSから勝手に汲み取っていたのかもしれない。それは私の思い違いかもしれないし、真実かもしれないけど、そうであって欲しいとい願いからくるものなのかもしれない。

 

 

 

言葉の意味なんて、どうでもよかった。

 

言葉に意味なんてなかったのだ。

 

言葉は言葉に過ぎない。その意味は、ありとあらゆるケースによるのだから。

 

 

 

NEWSは、私から「様々な言葉の意味たち」を奪った。

 

しかしその代わりに、彼らは「「言葉」というものの意味」をくれたのである。

 

 

今はただ、NEWSICALが放送されるクリスマスを楽しみに、NEWSの応援をしていけば。

それだけで、私は満足なのだと思う。